不変のデザイン
誕生から35年。技術向上により多機能化を果たしてきた「G-SHOCK」ですが、外装デザインは大きく変化していません。過去のモデルと比べてみると、機能性やデザインが脈々と受け継がれていることが分かります。
日本でのG-SHOCKブームの火付け役のひとつとなったDW-5900Cシリーズ。
1990年にまず海外で発売され人気を博し、逆輸入で日本でもブレイクしたDW-5900C。
初の液晶グラフィック搭載モデル、通称「3つ目」。
大ヒットのおかげで、92年以降のG-SHOCK新モデル開発ペースは格段に速くなったといわれています。
当時、私も購入しました。
暗闇で鮮やかに発行するELバックライトを搭載した「FOX FIRE(フォックスファイアー)」の1994年冬季モデル。
文字盤の「FOX FIRE」刻印は国内正規品にしか押されないため、そのマークは国内正規品の証となっていました。
サソリのモチーフが液晶部分に浮かび上がり、鮮やかに光ります。バンドはブルーを基調とした半透明の迷彩柄で、ウエアの上からも装着できるロングベルト仕様です。前面にライト用ボタンを搭載したのもこれが最初。話題になったのを覚えています。
当時、これも購入しました。
これらDW-5900C系とDW-6600系を合体させたモデルといわれているのが、現在も「丸形」G-SHOCKの基本形として君臨し続ける「6900系」です。
様々なコラボレーションモデルにも採用され、ストリートファッションなどでも大人気の6900シリーズ。そのシリーズにマルチバンド6を搭載した便利なモデルです。
電波ソーラーも搭載で、蛍光灯のわずかな光で駆動し、世界6局の標準電波を受信します。
5900系の3つ目、6600系のライト用ボタン、少年の頃、G-SHOCKを見ながら胸を躍らせる・・・そんな感覚がよみがえってきます。