みなさま、こんにちは。
日頃よりブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

一言「ダイバーズウォッチ」と聞いて、どんな時計を思い浮かべるでしょうか？
防水性が高い時計。
海で泳いでもへっちゃらな時計。
潜っても大丈夫。

人それぞれ思い浮かべるイメージが違うと思います。
そもそも、防水時計とダイバーズウォッチと呼ばれる時計とは何が違うのか。
境界線はどこなのか？

本日は、そんな話をしていこうと思います。

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まず、ダイバーズウォッチを簡単に言うと、
「水深100mの潜水に耐えるように設計され、暗闇で見える視認性と、潜水時間を示す安全な測定システムを備えた時計」
これが現代の定義になっています。

防水機能と言ってもレベルがあり、そのレベルに応じて活動範囲や使用環境が異なります。

最近では非防水の腕時計はあまり見なくなってきましたので、日常生活防水（3気圧）から説明しますが、言葉の通り日常生活で予想される「手に水がかかる」くらいの防水機能です。
具体的には、時計を着けた状態で手を洗ったり、汗や小雨などです。

日常生活強化防水（5気圧）は、3気圧の機能に加えさらにその上の水に特化した作業ができます。
お風呂掃除や、着けたままで食器を洗うなどです。
3気圧防水と5気圧防水は、あいまいなところはありますが、何かしらの水を要する作業でもOKと思っていれば分かりやすいですね。

次に10気圧防水―20気圧防水ですが、ここからグンと使用用途も広がります。
第1種潜水時計(空気潜水用防水)と呼ばれ、10気圧は水上での使用が大丈夫です。
具体的には、漁業や農業でも使用可とされています。
浅瀬での素潜り程度でしたら、OKとされています。

20気圧防水、大体このあたりから、ダイビングに必要な機能を備えた時計が多くなってきます。
着用したままでも水上スキーやサーフィン、素潜りといったマリンアクティビティを楽しむことが可能です。
ただし、海水が付いた状態だと時計にダメージを与えますので、使用後は真水で洗うことを推奨します。
あと、クロノグラフ機能を備えたほとんどの時計は、水中時のボタン操作NGです！
プッシュした瞬間に、そこから水がケース内部に侵入しちゃいます。要注意です。
あと意外ですが、水泳など水中で強い抵抗がかかるスポーツは瞬間的に10気圧以上の水圧がかかる場合がありますので、ご使用は控えた方が良いと思います。

「10気圧（100ｍ防水）だからダイバーズウォッチじゃないの？」

と思うかもしれませんが、ダイバーズウォッチは「日本産業規格」（JIS）の潜水に関わる試験項目をクリアしている腕時計のことです。
国際的にはこれが「ISO規格」となります。

つまり、単純に耐水機能が100ｍでも潜水に関わる試験項目をクリアしないといけないという事です。

防水機能以外で分かりやすい装備だと、時計の針と反対方向に回転するベゼルは有名です。
酸素ボンベの残量や、経過時間などを計ることができます。

あと、ダイバーモデルのほとんどは、ねじ込み式のリューズになっています。
リューズが緩んで水が入らないようにすることと、防水を高める機能があります。
深海でも読み取りやすい文字盤もそうですね。
深海では命のリスクが高まりますから、それを補う機能が時計に装備されていなくてはならないという事です。

よく、ダイバーウォッチはどのブランドのモデルも似てると思った人もいるかと思いますが、いろんな条件をクリアーしていくと、結果的に似てきちゃうんですね。

少し分かりにくい箇所もあったかもしれませんが、存在感もあり、ダイナミックなデザイン性が魅力のダイバーズウォッチは、高い防水性能、水圧に耐えられる堅牢性、潜水時間を計測できる機能、深海の暗闇に対応できる視認性など、本格的なスペックを備えた安心感のある時計という事です。
人気の高い理由もなんだかわかりますね。

色んなブランドのダイバーウォッチを見比べるのも楽しいと思いますよ。
ぜひ店頭でご覧くださいませ。