みなさま、こんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。

いきなりですが、パッ！っと腕時計を見た時にまず目に入ってくるのはどの部分ですか？
大きさ、文字盤カラー、デザイン、人それぞれだと思いますが、時計のパーツの一つである「ベゼル」は時計を印象付けるのに大きな役割を果たしていると思います。
現に、クロノグラフではなく、シンプルな時計を探している方の多くは、同じ３針でもダイバーモデルではなく、スッキリとした回転式ではないポリッシュベゼルを選ぶ方が多いです。
それくらい、ベゼルは腕時計の見た目に大きく影響を与える部分と言えます。
ただ、見た目だけではなく、しっかりと機能も備えています。

そのベゼルにも、いろんな種類があります。
平均速度を計測する”タキメーター”は有名ですが、中には“パルスメーター”
と言って簡易的な脈拍を測れるものもあります。

本日は、ブライトリングの中で大きく分けてどんなギミックを備えたベゼルがあるのかを解説していこうと思います。

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ダイビングモデルには欠かせないベゼルの一つです。
数字の刻まれ方には、各メーカーやモデルにより様々ですが、ダイバーが潜水した際にどれくらい潜ったかを算出する機能です。
酸素ボンベの残量もありますから、大事な機能です。
潜水前にベゼルのゼロ位置を分針に合わせ、潜水時間と酸素残量を見合わせるために用います。
そして、ダイバビングモデルのベゼルの回転方向は、時計とは反対周りにしか動きません。
これは、潜水中に事故的にベゼルが動いてしまい、酸素ボンベの残量を多く見積もってしまわないようにした安全対策です。

写真だけ見ると、
「ん？どこがカウントダウン？」
と思うかもしれませんが、あえてこの写真で説明いたします。
クロノグラフで有名なスーパークロノマットですが、こちらのベゼルについているライダータブ（0分、15分、30分、45分位置）ですが、入れ替えが可能です。
このままの使い方では、経過時間を知ることができます。
（先ほどの、ダイバーベゼルと同じ操作）
しかし、このライダータブの15分と45分を入れ替えれば残り何分かのカウントダウンタイマーとして機能します。
パイロットからの要望で誕生したモデルだけに、この辺りはプロフェッショナルな使用です。

ブライトリングの代表的な回転ベゼル。
もうここまでくると、まさに計器です。
外側の数字と内側の数字の組み合わせで、平均速度や飛行距離、燃料消費量、上昇率や降下率、マイルからキロメートルやカイリへの換算など、飛行に必要な計算をすべて行えます
電子機器が発達した現代では、操縦しながらこの機能をガチャガチャ動かすパイロットもいないと思いますが、今みたいにコンピューターが発達する以前は、この機能がパイロットにとっては画期的だったわけです。
ベゼル一つ見てもロマンを感じますね。

こちらも、先ほどの航空用回転計算尺と同様にアナログ的な機能となります。
いまさらですが、我々が日常的に使うものが必要で、そうじゃないものは不必要という理由で、機能が付いているわけではないということはご理解ください。
過酷な環境で活動する方や、本物のプロフェッショナルの目的や活動を支えている機能とお考えいただければいいかと思います。
現に、デジタルに頼りその機材が故障した際、最終的に頼る物はアナログ的な何かとなるのは世の常です。

ということで、こちらはその名の通り方位を知ることができるベゼルとなります。
単位時間あたりの時針の移動量が、太陽の動きの2倍であることから、次の方法でおおよその南の方角を知ることができます。

使い方は、（日本：北半球の場）
1，時計の文字板を水平にし、太陽の方向に時針を向ける