みなさま、こんにちは。
日頃よりブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

あと2週間で今年も終わりですね。
汗をかかなくなったこの時期になると、ブレスレットから革ベルトに付け替えて楽しむお客様も多くなってきます。
当店では外したブレスレットをお返しする前に、洗浄をし綺麗にしてからお返しするようにしていますが、結構夏の汚れをそのままにしてご使用されていたような方も少なくありません。
中には、一度も洗浄したことがない方も、、、、、。

という事で今回は、ブレスレットの洗浄の重要性をお伝えしたい思います。

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そもそも、洗浄の必要性を知らない方もいらっしゃいます。
その理由の一つが、ほとんどの時計の材質に使われているのが「ステンレス」とういことが一番の理由みたいです。
認識として、「ステンレスは錆びない」と思っている方が多いようですが、厳密に言うと「錆びにくい」が正しいです。

その「錆びにくい」状態を、いかに維持するかが大事になってくるわけです。

ステンレスの特性として、空気に触れている状態だと表面に「酸化被膜」が形成され、錆びや腐食から守ってくれる役割を果たします。
そのあたりが、ステンレスの優秀なところなのですが、汗や埃が付着すると酸化被膜が破壊されます。
さらにそのままの状態が長く続くと、ベルトの破損（調整駒ではない箇所が外れたり）の原因に繋がります。

しかし破壊された酸化被膜も、付着した汚れを除去し綺麗にしたらまた形成されます。

常に空気に触れている状態を作るために、ベルトの洗浄が必要となるわけです。

時計屋さんから、
「ベルトが汚れた際は、洗浄にもってきてくださいね」

と、聞いたことがあると思いますが、その言葉の中には汚れを落として綺麗にするという事はもちろん、末永くいい状態を保って欲しいという願いも入っているんです。

当店でも、その時の状況と汚れ具合にもよりますが、10分～20分で洗浄できますので、お気軽にご相談しにご来店下さいね。