セイコー独自の駆動機構
スプリングドライブ搭載モデルのご紹介です。
スプリングドライブは、機械式時計に用いられるぜんまいを動力源としながら、クオーツ式時計の制御システムである水晶振動子からの正確な信号によって精度を制御する、セイコー独自の駆動機構です。
ローターとコイルが巻かれた「ステータ」が発動機の役割を担っています。
ローターはゼンマイ(香箱車)から始まる輪列の最後に取り付けられていて、1秒間に8回転することで、わずかな電気エネルギーが発生します。
発生した電気でICは水晶振動子からの正確な信号とローターの回転速度を比較し、ローターが速くなり過ぎないよう断続的に磁力のブレーキをかけて、一定の速度に保ちます。ローターの回転が一定に保たれることで、正確な時を刻みます。
針(秒針)の動きはスプリングドライブならでは。クオーツ式のステップ運動やテンプの往復運動ではなく、一方向への回転運動をそのまま調速しているため流れるような針の動きが特徴です。ゼンマイは72時間のパワーリザーブがあります。
グランドセイコーは、1960年に日本産で初めてスイス・クロノメーター検査に合格しました。それ以来、時計の見やすさとムーブメントの精度にこだわり続けています。ぜひ店頭にてご覧下さい。